1968年生まれ、東京都出身。
86年にフジテレビ系『夕やけニャンニャン』おニャン子クラブのオーディション合格。おニャン子卒業後は、女優・リポーター・講演活動などで活躍。主な出演番組に『キッズ・ウォー』(TBS系)『芸能花舞台』(NHK)『ちぃ散歩』(テレビ朝日系)など。 乳がん闘病を綴った『右胸にありがとう そして さようなら』(光文社)発売中。

公式ブログ
https://lineblog.me/akko1917/

——検診で乳がんが見つかり、手術を経験した人が周囲にも少なくありません。もし、がんの告知を受けたとして、生稲さんのように自分のライフスタイルを確立しながら闘病するには、何を大切にすればいいでしょうか。

 まず、自分の生き方をどうしたいのか、じっくり考えることがいい闘病につながるのではないでしょうか。できるだけこれまでと同じように生活を続けるのか、仕事はペースダウンするのか、治療に専念するのか。医師も患者の考え方に合わせた治療法を何通りも用意していますから、自分の考えをきちんと表明することで適切なサポートを受けやすくなると思いますよ。

——家族も協力しやすいですね。

 私が病気を公表せず、仕事を続けたことは、夫と子どもにとっては葛藤があったと思います。それでもこの数年間、あえて平常心を維持して、普通に生活してくれたことは、私にとってはよかったと思っていますし、とても感謝しています。

——意思の表明は周囲にもしたほうが?

 周りにも伝えたほうがいいと思います。両親や家族だけではなく、相談したり、自分の気持ちを吐露したりできる相手がいれば、より病と闘いやすいかと。

——最近はがんを経験した者同士がつながる「がん友」というのもあるそうです。

 がん友、いいですね。必要だと思います。私は公表していなかったので「がん友」をつくることはできませんでしたが、さまざまな闘病ブログを読んで励まされました。私より病気のステージが進んでいるのに頑張っている方がたくさんいらっしゃいます。同じ病気を経験した者同士だからこそ、共感し合えるものは少なくないと思います。私のブログをご覧になった方からお手紙をいただくことも多くて、それもまたうれしいですね。

——病気に関する情報収集は必要でしょうか。

 うーん、私はあまりしませんでした。ネットの情報は玉石混淆ですし、自分のケースに当てはまるとは限りません。かえって恐怖心をあおられて、ネガティブに考えがちになり、治療に弊害が出る恐れもあります。
 それより信頼できる主治医と出会って二人三脚で闘うことが大切。わからないことも気兼ねなく質問できる先生を見つけましょう。「こんなこと聞いても大丈夫かな」とビクビクしながら診察室に入るのが一番よくないと思います。担当医に不信感を持ったら、相手も人間ですから感情がこじれることもあるかもしれない。セカンドオピニオンで医師との相性を比較し、担当医を替える決断も場合によっては必要だと思いますね。
 私は「先生を信じる」ということができて、本当に感謝しています。医師との信頼関係は患者にとって大きな力になります。

——仕事を続けるには職場の理解も不可欠ですね。

 仕事場に自分の居場所がある、自分の働きに期待してくれる人々がいるということが、患者にとってどれだけ励みになるか。ところが薬の副作用や病気の倦怠感などで職場に居づらくなり、仕事をやめてしまう方が多いんですね。そこで働き方改革実現会議では、会社と労働者の間に入る産業医と心理カウンセラーの配置、主治医や会社も含めた連携サポートや、それらをコーディネートする人材の育成を提案しました。
 すでに東京にはこうした治療と仕事の両立支援に特化したチームによるサポートが実現している病院があります。復職コーディネーターと呼ばれるスタッフが個々の患者に応じた復職支援を行い、患者が離職を決めてしまう前に、早期に介入していくという形をとっているそうです。
 生きがいがあれば病にも打ち克てる力が出てきます。ヤクルトレディさんには会社から検診の費用助成などがあると伺いましたが、社会全体が乳がんの対策や理解に向けて一歩ずつ前進してほしいですね。

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